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繁忙期と閑散期について

繁忙期と閑散期について

運送には繁忙期とそうでない期間

およそ多くの運送業では、1〜2月、6月、7月あたりの猛暑日や12月中旬から下旬あたりが閑散期となりますが、
引越し業界の傾向として異動や就職、結婚などの多い時期や就学のための単身引越しなどで、
年度末や年度初めなどがやはり依頼が集中する傾向が強いようです。

よく言われることですが、閑散期の引越しは割安との見解が非常に多いのですが、
業界に従事している方の意見としては閑散期に仕事は欲しいが人員として臨時に雇えない事情もあって、
単身の小さな引越しが受けやすい状況もあるようです。
それに、実際は繁忙期と呼ばれる時期の方が年度が変わる時期でもあるので、
依頼する側も費用ポイントは抑えられても、その時期に物件を合わせるとか、そういったコントロールはしづらいのが現状です。

現在のシュアとしては大半が引越し兼業業者という実態では、
繁忙期に臨時スタッフを配置し、閑散期に削減して通常業務とする傾向を考えやすいのですが、
競合他社の乱立によって現在の事業は売上も横ばい傾向であり、時期による人員の増減はかえってサービスの低下につながると、利益度外視でのスタッフ常駐が増えてきています。

一方引越し専業業者は、既に保有する特化した装置産業ですから、個人宅運送以外で専用特殊運送なども行う事業もありますし、
一般引越し専業であっても、タイムラインでのスタッフ派遣が行われるオプションサービスなどがあるので、人員配置を自由にコントロールしている場合もあります。
つまり、閑散期と繁忙期での利用する際の、価格を低く抑える必要としては弱いようです。
配送、梱包、開梱や片付けなどは各拠点での支店から、専用スタッフを派遣するわけですから、積み込みから配送、開梱まで同じスタッフが行わなくても良いということになります。

実際、専業である特徴として引っ越すスケジュールによって一時的に荷物を保管し、指定日に手配するといった場合、開梱スタッフは引越し先の支店が手配したスタッフが行います。
システム的に見積りが計算しやすいため、各支店での売上コントロールで全国一律の価格設定が行えますので、交渉による価格は期待できません。

反対に常駐スタッフを確保し、梱包、積み込み、配送、までをひとつのグループで一貫して行うような兼業引越し業者の場合は、
閑散期には価格は抑えられても、必要な人員は削れないために結果として大手事業者が価格設定を抑えられるという傾向が強くなります。

この辺が兼業引越し事業会社での比較は、さほど差がないという結果が多いといえます。
逆に閑散期に大幅な低い価格設定をするということは、それだけの設備やサービスにオプションがあまりないと言えるでしょう。


最もふさわしい引越しの時期とは?


時期に合わせて引越しを考えるのが難しいのは、以下の引越し理由のグラフを見てもわかるとおりです。


1.住居新築購入-------------------36%
2.結婚、離婚、出産--------------23%
3.転勤、異動、転職、退職-----21%
4.一人暮らし-----------------------7%
5.賃貸住宅の更新時期--------5%



また引越し時期も合わせてみると、業者にとって閑散期というのはむしろ需要自体も少ないといえます。
繁忙期と呼ばれる年末近い11月あたりからと3月、4月は避けて引越しをしたほうが費用的には抑えられるポイントなんですが、
スケジュールコントロールがしにくいわけで、転勤などでは会社辞令のため日時変更はしづらいはずです。
従いその場合は曜日による変更に頼ることになります。
最も閑散期にあたるのは1月、6月、12月下旬あたりですから、
見積りをするならそのひと月前あたりでコントロールすることができるならベスト。

見方を変えれば確かに1月など、価格を抑えなければならないほどの需要が少ない時期に合わせて引越しを考える方が
現実的ではないのかもしれません。

反対に繁忙期ともなると、兼業引越し事業者などは、
小包事業側にコストも人員も大幅に必要とされる時期でもあるので、
価格よりも予約が取れにくい状況ともなります。
また、タイムスケジュールも業者側では労働条件などの理由によって、
詰め過ぎることができないので、安い午後の便に回され開梱は夕方や夜になる場合もあります。引越しではトラックの空き状況が合わなければ引越しの予約自体が取れません。

経験としては繁忙期と閑散期のちょうど中間位の時期に、ひと月のスパンを設けるくらいの余裕をもってその月の引越しであれば、

日時指定は業者に委ねるといった方法が、業者営業マンとの見積で価格交渉できる可能性があります。

引越し業者の都合に合わせるということですね。

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